86ギヤ抜けスタート事件

 

それは、とある峠でおきた事件である
ある日、僕は01のゆうきはぴろこ(86のこと)の助手席に、
同乗させてもらうことにしてもらいました。
スタート地点に着き、ゼロスタートするためにギアをニュートラルにし、
サイドブレーキを引き停車しました。
はぴろこの後ろには07のハギちゃんのスカイラインも止まっています。
このままいけば、01と07のバトルになりそうだ・・・
ゆうきはそっとギアを1速に入れ、右にウィンカーを出した!バトルの合図だ

ブォンブォンとエンジンをふかし、回転数を上げる
クラッチをつないだ瞬間、タイヤは激しくホイルスピンし、猛々しくスキール音が鳴る!
キャキャキャ!!
僕は助手席でそっと、はぴろこのタコメーターを見ていました。
最初は6500回転くらいを指していたメーターの針が、
いきなりレッドゾーン手前の7500回転にまで
はね上がりました!!
「うおおぉ!ゆうきの車はかなりフけるなぁ!」と思っていたら、
僕の視界の下隅みのほうで何かが動きました。
よく見ると、なんとギアが抜けてシフトノブがニュートラルの位置でプルプルと小刻みに動いていました!
「ゆ、ゆうき!?ギアが抜けたよ!!」僕は必死にゆうきに訴えました。
ゆうきは、何事もなかったようにギアを1速に入れてスタートしました。
ギアが突然抜けたことにも驚いたけど、
その後何事も無く走り出し、峠を攻めていくゆうきに一番驚かされたのは言うまでも無い。

真後ろから見ていた某H氏のコメント
「あれは恐怖の一瞬でした。前の84がアクセルあおって一気にスタートしたので、
こっちも全開モードに入ろうとした瞬間、前の84の加速がいきなりストップ。
こっちもぶつけてはまずいので、ブレーキをかけました。
ブレーキランプも点かずに止まる,“いきなりギア抜き技”は卑怯です!
すぐにでもレギュレーション(ルール)の変更を求めます。」

注)ギヤが抜けるとは1速(2345速でも)に入れていたのが,
ニュートラルに勝手に戻ってしまうことを言う.
決してシフトノブが上に外れるわけではない.

 

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